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夏場の寝つきと睡眠の質向上対策。暑いときだからこそやっておきたいこと

「夏場なかなか寝つけない」「眠りが浅い」

だんだん暑くなり、寝苦しい時期になってきました。寝つきに時間がかかると段々ストレスになり、余計に眠れなくなる、という悪循環になってしまいますよね。夜中に起きたり、なんか眠りが浅い日が続く…。あと数か月もこんな眠りと付き合わないといけないの?と思っていませんか。

今日はそんな夏場にも効果的で、かつ夏だからスキップしてしまいがちな「深部体温の調整」についてご紹介していきます。

良い眠りに大切な「深部体温の調整」

寝つきや睡眠の質を高めるために大事なことの1つに「深部体温の調整」があります。深部体温とは脳や内臓などの身体内部の温度のことです。

人間の体温には、身体の内部の温度である深部体温と、手足の温度である皮膚体温(末梢体温)という2つの体温があります。この深部体温と皮膚体温の差を縮めることが大切なポイントです。

深部体温は起きてから約11時間後に最も高くなり、約22時間後の睡眠中に最も低くなります。そして「入眠前、深部体温を急激に下げるために、手足から放熱することで、眠りを誘導できる」という仕組みが体に備わっています。

たとえば午前6時に起床する人の深部体温は、起床後11時間後の午後5時に最も高くなり、22時間後の午前4時に最も低くなっています。

重要なのは、就寝に向けて深部体温を急降下させること。そのために一度深部体温を人工的に上げることがポイントになります。

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夏こそ入浴!

深部体温を調整するうえで一番効果的なのは、入浴になります。また、入浴には押さえておくべきポイントがあり、上手に活用頂くことで夏場でも寝つきを良くすることができます。

ポイントは3つです。

1つ目は39℃から41℃くらいの熱すぎない程度のお湯に浸かること。

42℃以上の熱めのお湯が好きという方もいらっしゃいますが、お湯が熱すぎると交感神経が優位になり、かえって寝つきが悪くなりますので注意して下さい。

2つ目は10分から15分くらい湯船に浸かるということです。時間をかけて徐々に深部体温を上げてあげることが大切です。

そして、最後にお風呂に入るタイミングになります。

個人差はありますが、寝る1~2時間前の入浴が効果的とされています。

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ちなみに、浴室内の照明を落としたりすることで、よりリラックスできたり、お好みの香りの入浴剤を入れることでお風呂の時間がより快適になります。

今回取り上げたポイントを意識頂きつつ、より良い寝つきと睡眠の質アップを目指して、暑い夏を乗り切っていきましょう。

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