Q:夜型⇒朝型へ意図的に変えられるのでしょうか?仕事で作業効率があがるピークタイムを調整したいです。
まず、朝型・夜型といった本来の眠りの特性は遺伝子レベルで半分以上決まっているため、そう簡単には切り替えが難しいというところです。現実的にはもちろん夜型の人が早朝起きるということは可能ですが、一方で、朝起きやすいか、早い時間に眠気が来やすいか、というのは別の話になります。
ただ、作業効率は眠りの特性だけでなく、当然ながら連続した仕事での集中力の低下などの影響も受けます。例えば、朝早くから仕事をずっとしていたら、夜疲れるのは夜型/朝型関係なくというところです。
長時間の労働は酒酔い運転レベルの集中力低下に
下記の図のように、朝7時に起きた人は夜21時30分頃には飲酒運転レベルまで集中力が下がるという研究結果が出ています。このように長時間労働は、その時間の間の生産性も落ちることに加えて、その日の睡眠時間も削ることにつながります。結果、疲労が回復しないまま翌日を迎えることになり、結局仕事によい影響はもたらしません。
工夫次第でピークタイムは調整できます
ピークタイムの調整のお話に戻ります。本来の眠りの特性はあるものの、工夫次第で調整していくことは可能です。
夜型の方は、朝起きる時、たっぷりと朝の光を浴びて朝食を取りリズムをスタートさせる、そして、夜早めにお風呂にしっかりつかってリラックスした状態で就寝する、というリズムを続けてみましょう。早めの時間に自分のピークを持ってくること自体は工夫をすればできますよ!ぜひ試してみてくださいね。
特に参考にしてもらいたい快眠アクションはこちら