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睡眠のゴールデンタイムってあるの?

お肌のゴールデンタイムは嘘?美容に効く睡眠技術

Q:美肌を保つためには、午後10時から午前2時のいわゆる「お肌のゴールデンタイム」に寝ていることが大事、とまことしやかに言われてたりしますが、これは本当なのでしょうか?

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美肌といつ眠るかは関係がない

実は、美肌と睡眠の時間帯には関係がありません。では、なぜこのようなことが言われてきたのか、それには2つの背景があると考えられます。

①お肌に良い成長ホルモンは、ノンレム睡眠(深い眠り)に集中して分泌される

②当時の日本人の平均就寝時間が、22時~24時とされていた

①は正しいのですが、②は日本人の生活様式の変化と共に、就寝時間は変化をしていますし、そもそも1人ひとり睡眠リズムが異なるので、「平均就寝時間」というもの自体もあまり意味を持ちません。また、成長ホルモンは、現実世界での時刻には影響を受けず、睡眠をスタートした最初の3時間の状態に大きく影響します。

眠りはじめの3時間が肝心!

改めて、午後10時~午前2時の時間に無理やり眠ろうとする必要はありません。それよりも成長ホルモンの分泌が集中される、睡眠の前半3時間を良いものにする必要があります。

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そのためには、日中の行動と寝る前の行動の2つが大切になります。

まず、朝起きてから午前中しっかりと外の光を浴びること。

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これにより人間に備わる体内時計のリズムが整い、夜自然と眠くなるようになります。光の浴び方や朝の過ごし方のポイントはこちらの記事でチェックしてみてください。

次に、体温のコントロール。

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寝る1~2時間にお風呂に入ることで、深部体温と呼ばれる身体の内部の温度を人工的に上げ下げしてあげることで、眠りにつきやすくなります。お風呂の入り方のポイントなどは、こちらの記事でチェックしてみてください。

夕方の運動も効果的!

夕方から夜(就寝の3時間くらい前)の運動は、睡眠中の成長ホルモンの分泌をさらに高める働きがあるとされています。美肌だけでなくダイエットの効果にもつながります。同じ運動をするなら、朝よりも夕方の方が効果が大きくおすすめです。

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一方で寝る直前の運動は、交感神経を優位にしてしまい、スムーズな寝つきを妨げてしまいます。就寝時刻の3時間くらい前までを目安に運動習慣を作るようにしましょう。