3ヵ月のプログラムを通じ習慣化したことが、終了4ヵ月後でも継続しているとわかり、効果を実感しています
さくら情報システム様は、金融機関の基幹システム構築・運用業務に携わっていらっしゃります。このたび睡眠改善プログラムを導入いただき、プログラム期間中にとどまらず4か月経過後の継続効果についても確認しました。
【プログラム結果:睡眠満足度の改善】
3ヵ月のプログラム全体を通して、睡眠に対する主観的に「大変満足している・満足している」と回答した割合が実施前3%から、実施直後85%、終了4ヶ月後50%となり、実施前と比べ大きく改善・継続しています。
【プログラム結果:日中の眠気改善】
3ヵ月のプログラム全体を通して、日中に眠気を感じる頻度について「ある(かなりある・ある)」と回答した割合が実施前44%から実施直後22%、終了4ヶ月後21%となり、実施前と比べ大きく改善・継続しています。
【プログラム結果:生活習慣改善の習慣化】
プログラムを通して参加者それぞれがより良い睡眠を取るための行動を習慣化できたことで、3ヵ月プログラム終了後の4ヵ月時点においても、ルーティン(生活習慣)を継続的に取り組んで頂いていることが確認できました。
【プログラム結果:生産性・集中度の改善】
3ヵ月のプログラムを通して、生産性・集中度に関する全ての項目でスコアが平均1ポイント向上しました。中でも、「体の不調や大きな疲れがなく、頭や体が軽い」は1.9ポイント、「朝一番から、クリアな頭で仕事に迅速にとりかかることができる」は1.5ポイント、「仕事中に高い集中力を維持できている」は1.3ポイント向上しました。
導入企業インタビュー
さくら情報システム株式会社 人事部 人事サービスグループ
照山さん(写真右)金子さん(写真左)
-「睡眠」に着目し施策検討を開始された経緯を教えてください。
照山さん:
睡眠に関しては随分前にも内閣府が【お父さん、眠れてる?】というキャンペーンをやっていたこともありましたし、特にこの1~2年は、睡眠負債とか良質な睡眠等に関する情報が増えてきたことを実感していて、世の中に睡眠に対する関心が広がってきたなぁと感じていました。
また、弊社においても、毎年行っているストレスチェックの結果から、睡眠に関する数値が低かったということが確認されたこともあり、具体的に施策を検討しようという動きになりました。
加えて、技術部門の役員からも高い品質のサービスを提供し続けていくために、例えば日中の眠気を減らすことで業務上のミス等を減らせるのではないかという話もありました。
良い睡眠が取ることで、翌日に頭もすっきり元気で活動できれば、生産性の向上にもつながりますので、この観点でも施策を講じたいという考えに至りました。
-「睡眠」の施策の検討について具体的にどのように進めていかれたのですか。
照山さん:
ストレスチェックの結果から、初めは食事・運動についても私たちで検討をしていたのですよね。
金子さん:
世の中の関心度が高まってきたことに加えて、食事・睡眠・運動のどのテーマで施策を実施するかを考えたときに、運動や食事の行動を変えることは参加者にとってハードルが高い印象がありました。例えば、食べ物だと、嗜好がさまざまあり、運動だと習慣化するまでに時間が掛かってしまう等、その3つの中でも睡眠は必ず取るもので、健康に取り組むスタートとして一番参加者が取組みやすいテーマではないかとも考えました。
照山さん:
それと、良い睡眠が取れて、日中スッキリしていることって仕事をする上ですごく大事に思います。もっといえば、例えば、今日は「野菜食べてなかったな」とか「運動しなかったな」というのがあったとしても、その日が重苦しい一日だった…、とはなりません。朝スッキリと起きることができて、一日活動できて、夜眠くなって自然に眠りにつけることが、一番充足感が持てることなのかなと思いますね。
「なかなか眠れない、途中で起きてしまう、夜2時3時まで眠れなかったのでそのまま起きていました。」ということは、本当に辛いことだと思いますので。
-睡眠改善プログラムの導入に至った経緯を教えてください。
照山さん:
どの睡眠サービスを利用するか検討をしたのですが、例えば他社様で、スマホにアプリを入れて枕元に置くタイプのものもお聞きしていました。それぞれの良さがあるとは思ったのですが、御社のデバイスは精度が高く細かな計測ができるといったところが、ITサービスに携わっている弊社の社員により興味を持ってもらえるのではないかと感じました。
それと、プログラムの手法が「言われたことをやる」のではなく、「自分でやることを決める」というコーチング的な手法を取り入れていて、参加者自身で生活習慣を選ぶという形が習慣化につながっていくのでは思いました。
最後の決め手になったのは、商談の際に小林社長が「この睡眠プログラムは、眠りに不満がある人だけではなく、自分の眠りをもっと良くしていきたい、という方にも利用して頂きたい」という言葉でした。それがすごく心に響いたのです。
良い睡眠というのは別に困っている人たちのためだけのものではなく、一見満足していると思っている人にも、今の自分よりももっと活力のある自分との出会いをもたらすものだと理解できたことも大きかったです。
-導入にあたり大変だったことや不安に感じていた点を教えてください。
金子さん:
今までデバイスを貸し出すような施策は実施したことがなかったので、皆さんがちゃんと使ってくれるかなという点は気になっていました。結果的には、関心がある方が参加していることもありますが、計測率等からも皆さんがしっかり使ってくださっていることがわかり安心しました。
私自身も参加させて頂いたのですが、参加者の社員と話をする機会があり、「今何のステージにいますか?」とプログラムについて話すきっかけがありました。その方は私と違って順調にステージを進まれていました(笑)お話をしていて、自分の睡眠結果を確認してみると私の寝つきが3分と短いことがわかったのです。
私自身は早く眠れることは良いことと思っていたのですがプログラム前のセミナーで早すぎる寝つきは良くないことを教えてもらっていたのですが、実際のデータを他の人と話題にしてみると改めて自分の睡眠を良くしていこうと思うきっかけにもなりました。
それと、私の立場(看護師)から「睡眠どうですか?」と尋ねるとどうしても皆さん身構えてしまう部分があるかもしれないのですが、同じ参加者としての立場だからこそフラットに睡眠の話ができたということは大変新鮮でした。
-プログラム終了後にどういう参加者から反響がありましたか
照山さん:
話を聞けた社員の中には、一例ですが、管理職の立場の人もいて、その方は睡眠の大事さ、おすすめのルーティン(生活習慣)をメンバーに自ら発信してくれていました。ニューロスペース様から提供された中間フィードバックレポート等も積極的に周りの社員に発信するなど、参加者自身が主体的に行動に移し、社内へ広がっていくという効果が生まれて、とても良かったなぁと思っています。
-今回のプログラム結果(終了4カ月後の結果含む)についてはいかがでしょうか
照山さん:
みなさん、継続できているといいなぁという思いで、結果を見ましたが、予想以上に睡眠満足度や日中の眠気についての効果が出ていて、とてもうれしかったです。これも3ヵ月間睡眠に向き合って毎日の行動を意識・実施したことでしっかりと習慣が形成され、それが終了後の継続に繋がっていったと感じています。
-改めてプログラム全体を振り返って感想をお聞かせください。
金子さん:
様々なより良い睡眠を取るための習慣を知る機会になりました。参加者も既に知っているようなものも、より詳しく理解出来たり、「こういうことも大事なのだ」というような気づきが多かったと思っています。そして、取り組みやすい内容が多くあったので、私自身も変化を感じましたし取り組んだ方はその変化をご自身で感じることができているのではないかと思っています。また、何か一つの習慣化ができるとそれが自分自身への自信につながって他の取り組みもやってみよう、良くしてみようという気持ちにもつながると思いました。
照山さん:
ルーティンの内容で補足しますと、例えばですね、「スクワット100回!」のように、とても取り組めないような難しいものではなく、ちょっと意識すればできること、例えば「寝る前に部屋を暖めておく」や「朝、日の光を浴びる」等、継続しやすく、かつ継続したくなる効果を感じられる内容であったのが良かったと思っています。「朝、日の光を浴びる」ことを行うと、自分の中の目覚めスイッチが入って、シャキッとする効果を実感できましたので、毎日やろうという動機付けになるのです。
それと良い眠りのためには寝る直前の行動が重要なのかと思っていたところがあったのですが、朝ご飯を食べるとか、夕方に軽い運動をするとか、良い眠りを取るために1日の行動が密接に関わっていることに気づかされました。睡眠をより良くしていこうとすると、食事や運動も変えていくきっかけになるということはすごく大きな発見になりましたので、睡眠から着手して本当によかったです。金子さんの話にもありました通り、色々な気づきを多くの参加者が感じ、取組みを通して自分の変化を感じることができたことが今回の良い結果に繋がっていると思っています。