2023年10月10日更新
睡眠改善プログラムのRCT論文が査読付きで海外のジャーナルに掲載されましたのでご共有させて頂きます。
『The impact of a mobile app-based corporate sleep health improvement program on productivity: Validation through a randomized controlled trial』
睡眠改善プログラム導入による生産性向上効果を確認、企業の経済的効果は1人あたり年間12万円、早稲田大学での研究結果が論文公開
テクノロジーで人々の睡眠課題を解決するSleepTech事業を展開する株式会社ニューロスペース(本社:東京都墨田区、代表取締役社長:小林 孝徳)は、早稲田大学 政治経済学術院 教授 大湾 秀雄氏、同大学 教育・総合科学学術院 教授 黒田 祥子氏、および同大学 川太 悠史氏による研究を通じて、弊社が企業向けに提供する睡眠改善プログラムが睡眠の改善ならびに生産性向上につながる統計的に有意な結果を得ることができました。
本研究成果は「睡眠改善アプリを用いた健康経営施策が生産性に与えた影響:RCTに基づく検証」というタイトルで独立行政法人経済産業研究所から公表されました。本リリースは弊社が論文をもとに独自に発表するものであり、研究内容詳細は論文をお読みください。論文掲載先:https://www.rieti.go.jp/jp/publications/nts/21j040.html
【研究結果の概要】
プログラム参加者(介入群)に睡眠改善の効果が認められ、さらに、同群のプレゼンティイズム(生産性指標)が統計的に有意に改善していることが確認されました。睡眠が改善することで生産性が上昇することが統計的に明らかになり、プログラムの経済的効果は、1人あたり年間12万円と評価されました。
睡眠改善プログラムを通じて、睡眠改善効果が統計的に明らかになりました。
論文では、これらの結果は、仕事や私生活の様々な変化や出来事で睡眠が悪化することは誰しもに起こりうるものの、情報技術の利活用により睡眠改善を促すことで実際に睡眠の未充足は改善され、生産性の回復が見込めることを示唆すると考察されています。
【本研究の概要】
製造業に勤務する従業員約200名を2グループに分類、1グループに3か月間の睡眠改善プログラムを提供し、睡眠改善の効果ならびに生産性への効果を検証しました。
ニューロスペースは「眠りの不安をなくし、一人ひとりが最適な眠りをとれる社会」を目指し、データをもとに様々な睡眠の改善に関わるソリューションを開発・提供しています。健康経営の一環として睡眠の取り組みをご検討されている企業のご担当者様はぜひお問い合せください。
また、10月1日(金)に健康経営・健康施策を検討・推進されている企業ご担当者健康経営取組みを検討されている企業の人事の方向けにセミナーを開催します。弊社が健康経営取組みで提供する睡眠改善プログラムに焦点をあて、事例を交えながら詳しくご紹介していきます。健康経営施策として「睡眠」に関心がある方のご参加をお待ちしております。
【セミナー詳細・お申し込み】生産性向上に効果がある健康経営施策「睡眠改善プログラム」とは?