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三井情報株式会社様に「睡眠改善プログラム Biz Sleep」を導入いただきました

· お知らせ,健康経営
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■プログラム内容

睡眠改善プログラム Biz Sleep は、睡眠計測デバイス Fitbit を活用し、個人の睡眠傾向や課題を可視化したレポートを提供します。そのうえで、研修会や各種サポートツールを通じて、より良い睡眠をとるための生活習慣や考え方を身につけることを目指します。プログラム期間は約7週間で、今回は約30名が参加しました。

■導入の背景

【三井情報株式会社 健康経営担当 塩見様から】

────どのような背景で、睡眠改善プログラムを導入することになりましたか?

三井情報グループは、社会における存在意義(Purpose)を「ナレッジでつなぐ、未来をつくる」と定め、市場や顧客のニーズを捉え、技術力を駆使することで新たなビジネスを創出し、顧客への価値提供に絶え間なく挑戦し続ける企業グループを目指しています。

未来の会社の理想像(Vision)を実現するのは「人」であり、社員一人ひとりと事業に関わる方々が健康であり続けることが事業活動における最重要事項であると考え、2019年より健康経営の取り組みを本格化しました。

具体的には、健康経営推進責任者(CHRO)のもと、人事総務統括本部が中心となって、産業保健スタッフ、提携医療機関、健診機関、健康保険組合、衛生委員会などと連携しながら、生活習慣病の予防・重症化防止、メンタルヘルスの向上、適正なライフワークバランスの推進によるパフォーマンスの向上を目的とした施策を展開し、2020年以降、毎年「健康経営優良法人」の認定を受けています。

睡眠については、定期健康診断の問診で「睡眠で疲れが取れない」と回答する社員の割合が4割を超えており、以前より睡眠を重要な健康課題と認識し、睡眠リテラシーの向上を目的として産業医による動画配信などの施策を実施してきました。

今回は、特に睡眠に課題を感じている社員が自分の睡眠習慣を見直し、改善方法を学び、実際に変化を実感できる機会を提供したいと考え、ニューロスペース社の睡眠改善プログラムを実施することとなりました。

健康施策の成功には、いかに社員の興味関心を引けるかが重要ですが、本プログラムの「Fitbitを活用して自身の睡眠を見える化する」という特徴は、新しい技術に関心が高い当社の社員に響くのではないかという点が決め手となり、実施に至りました。

────どのように参加者を選定しましたか?

ストレスチェックや健康診断の問診結果に基づき、産業医が睡眠に課題を感じている社員をハイリスク者として特定し、産業医からダイレクトメールを送る形で参加募集を行いました。

その結果、定員30名を大きく上回る100名の社員より申し込みがあり、最終的には抽選で30名を参加者として選定しました。

■プログラムの結果

睡眠改善の道筋や考え方、方法の理解度を問う設問では、30名中26名(87%)が「理解できた」と回答しました。

【睡眠改善方法の理解】

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その結果、睡眠に関する主要な6つの課題のうち、特に深刻だった 起床困難、中途覚醒、熟睡困難、早朝覚醒 において改善がみられました※。

【睡眠課題の変化】

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※各項目の左側がプログラム実施前、右側がプログラム実施後のアンケート結果。各課題の発生頻度を「ほぼ毎日」=3点、「週に3回以上」=2点、「週に1〜2回」=1点、「ほとんどない」=0点とし、それぞれの回答人数と乗算した値を比較。

上記の結果を個別に比較したところ、30名中23名(77%)の方に改善がみられました(他社の改善割合:65%〜85%)。

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また、睡眠満足度の変化をプログラム前後で比較したところ、30名中21名(70%)の方に改善がみられました(他社の改善割合:60%〜80%)。

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■プログラム参加者の声(一部抜粋)

・プログラム開始前は、快眠のためにいろいろな取り組みや決まりごとがあるのではと想像していたが、快眠アクション※は意外と簡単なことばかりで日常にすぐ取り入れることができたのがよかった。

・夜中に目が覚める事が少なくなった。一度起きてもその後よく寝られるようになった。

・睡眠改善プログラムに参加して、日中の眠気を感じることがほとんどなくなったのがよかった。

・睡眠に対する凝り固まった考えを正すきっかけになり、寝なくてはいけないと深く考えなくなった。

・このような形で社員の健康状態の維持・向上に貢献していただいていることについて感謝しています。

※快眠アクション:睡眠をより良くするための考え方や 行動を「快眠アクション」としてプログラム内でご紹介しています。

■導入後のコメント

【三井情報株式会社 健康経営担当 塩見様から】

────今回の取り組みを通して、印象に残ったことや気づきや感想はありますか?

このプログラムを実施して最も驚いたのは、参加から一定期間が経っても効果を実感している人が多いということです。具体的には、プログラム終了から6ヶ月後に実施したアンケートで、「学んだ睡眠のテクニックを現在も実践している」「睡眠習慣改善に役立っている」と回答した人がいずれも8割を超え、約7割の人が「プログラム参加前と比較して現在の睡眠習慣が改善した」と感じていました。

参加直後の効果はある程度想像していたものの、その後も継続して社員の睡眠習慣改善に役立つ施策を実施できたことを嬉しく思います。社員のヘルスリテラシー向上につながったと実感するとともに、一人ひとりの悩みに寄り添った施策の大切さを改めて感じました。

────今後の展望を教えてください。

今後、当社は健康経営をさらに推進し、社員一人ひとりが安心していきいきと仕事に取り組める環境を提供することで社員のウェルビーイング向上を支援し、会社の持続的成長につなげる「ウェルビーイング経営」に取り組んでまいります。良い睡眠は、健康を維持するだけでなく、ポジティブな心や、自分や周囲への思いやり、さらにはいきいきと仕事に取り組める状態であるワーク・エンゲイジメントの向上にもつながる重要な要素だと考えています。これからも社員のウェルビーイング実現につながる施策を実施していきたいと思います。