深部体温とは、身体の内側の温度で内臓や脳の温度です。
睡眠覚醒リズムと同様に、身体の強いリズムとされており、起床から11時間後にピークを迎え、22時間後に一番の底を迎えるという特性をもっています。
この深部体温が下降する時に手足から放熱がされますが、この時に人間は眠気を感じやすいとされています。
このメカニズムをうまく活用したものがお風呂(入浴)です。
寝る1時間から2時間前にお風呂に入ることで、人工的に深部体温を上げてあげると、今度は身体が上がった分を元に戻そうとする力が働くため、深部体温の低下がおこり、眠りにつきやすくなります。
この時のポイントは、2つです。
- 39度から41度くらいの熱すぎない程度のお湯の設定
- 浸かる時間は10分から15分くらいじっくりと
42℃以上の熱めのお湯が好きという方もいらっしゃいますが、お湯が熱すぎると交感神経が優位になり、かえって寝つきが悪くなるため注意が必要です。
眠りにつきやすい身体の体温分布
深部体温の低下は、手足からの放熱によって行われます。そのため、ベッドに入ったときに手足が温かい状態にあることも、よい寝つきのためにはとても大切なことです。眠れる身体の体温分布になっているか、振り返ってみましょう。
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