「3goodthings」を知っていますか?
その名の通り、毎晩寝る前に良いことを3つ書く、というものです。
やることはとてもシンプルなのですが「毎晩寝る前に良いことを3つ書くことを1週間継続すると、その後半年間にわたって幸福度が向上し、抑うつ度が低下する」という研究結果も出ているメソッドです。
さらに、2022年2月に論文が公開され、3goodthingsもしくは認知行動療法を取り入れた群が、何も介入しなかった群に比べて、眠りに対して良い影響(不眠症状が改善された)という内容が明らかになりました。
寝る前のナイトルーティン記事でもお話していますが、寝る前に、いかにリラックスモードに切り替えられるかどうかが、その日の眠りを決めるとても大切な要素になります。
でも、頭で「リラックスしてくれ~」と念じても、ますます頭がいっぱいになってリラックスできなくなったりしますよね。そこで、3goodthingsメソッドをうまく使ってみましょう!
この記事を読んでいるあなたへ。少し目をつぶって、ゆったり呼吸して考えてみましょう。
今日、あなたに起きた「3つの良いこと」なんでしたか?
私は「お昼食べたカレーが美味しかった」「雨が降りそうだったけど、良いタイミングで帰宅できてずぶ濡れにならなかった」「友だちからおすすめの本を教えてもらい、届くのが楽しみ」
でした。あまりにも普通ですね(笑)でも、こんな感じでいいんです。あまり考えこみすぎずに。
さて、3つの良いことを出したら、ぜひ振返ってもらいたいのは、きっと、良いことを見つけよう、その時のことを思い出そう、と考えていたとき、心は緊張状態から離れていませんでしたか?もしかしたら、その時のことを思い出して、少し心が温かくなったり、自然に笑顔になったかもしれません。
このホワ~と脳や心がなっている状態を作ることが、まさに眠る前の状態としてとても大切なんです。
なかなか寝る前にスイッチを切り替えにくい、ついつい色んなことを考えてしまう、という人は3goodthingsをやってみることからスタートしてみることもオススメです!
【参考記事】
3goodについては、こちらの記事も参考になるのでぜひご覧ください。
【参考論文】
Effectiveness of Unguided Internet-Based Cognitive Behavioral Therapy and the Three Good Things Exercise for Insomnia: 3-Arm Randomized Controlled Trial